皆さんこんにちは。

夏イベの前段作戦を突破すると、
世界的にも珍しい四連装砲でおなじみ、
仏戦艦リシュリューが来ます。

これまでフランス艦としては、
コマちゃん一人しかいませんでしたが、
ついにエースが登場しました。

うちの鎮守府では、
お迎えするまでにもう少しかかりそうですが、
できるだけ早く仲間に入れたいところです。






戦艦の攻撃力と防御力は、
「ほこたて」の関係にありますよね。

敵戦艦の装甲をぶち抜きたい砲火力、
逆に装甲をぶち抜かれたくない防御力、
このバランスが戦艦の開発では重視されてきました。


艦これでは出てきませんが、
第一次世界大戦の頃には「巡洋戦艦」という艦種がありました。

たしか金剛型は、
元々は巡洋戦艦として建造され、
近代化改修によって戦艦へと艦種が変更されました。

老朽化した金剛型に代えて、
天城型巡洋戦艦の計画もありましたが、
残念ながら実現することはありませんでした。

日本では赤城さん、
アメリカではサラトガさんなどが、
巡洋戦艦改装の大型空母ですね。


巡洋戦艦は火力こそ戦艦と同等ですが、
装甲を削って速力に割り振った艦種ともいえます。

ヒット&アウェーが得意戦術ですが、
戦艦との真っ向勝負ではやはり苦しくなります。

ビスマルクさんに射抜かれたのが、
イギリスの最新鋭巡洋戦艦フッドさんですね。

装甲の配置などに問題もありますが、
それでもあっさりと撃沈した巡洋戦艦を見て、
巡洋戦艦でもしっかりと装甲を張るようになっていきます。

結果として巡洋戦艦は廃れて、
機動部隊にも随伴できる速力を持った「高速戦艦」となります。


日本最強の戦艦である大和型も、
その最強46㎝砲をもってしても、
バイタルパートを貫かれない装甲を持っています。

実際に大和型が撃沈してしまったのは、
戦艦の大型主砲によるダメージではなく、
航空機からの雷撃による浸水が原因です。

相次ぐ雷撃で装甲をつなぎとめるリベットが緩み、
そこから多くの海水が大和型の浮力を奪いました。

ポスターを壁に貼り付けるときに、
テープで四方を貼り付けた場合と、
画鋲で4点だけ貼り付けた場合では、
風などが吹いたときの耐久性が変わりますよね。

完成を急ぐあまり、
隙間を与えない溶接ではなく、
鋲でつなぎとめたことが致命傷になりました。






話がそれましたが、
日本人らしい「ほこたて」エピソードを、
たまたま見つけたので紹介したいと思います。

有名な話なので、
ご存知の方も多いと思います。


天皇皇后両陛下が熊本を訪問されたときに、
「くまモン」に会いたがったという話です。

くまモンに会えてご満悦の両陛下、
そこで皇后陛下からくまモンに質問が飛びます。


「くまモンはおひとりでやっているのですか?」


ゆるキャラであるくまモンは、
子どもたちの夢を壊さないように、
絶対に「ひとり」でなければなりません。

それと同時に、
天皇皇后両陛下を前にして、
そのご質問にウソをつくことは極めて不敬です。


これは最強の「ほこたて」ですよね。

くまモンはもちろん、
ご案内役を務めている熊本県知事も、
冷汗が止まらなかったことが推測されます…。

とはいえ、
こうしたゆるキャラにもご理解があり、
その活動を労った両陛下のお心遣いに、
あらためて驚き平伏するばかりです。

畏まった場に突如降りかかるお茶目なエピソード、
夏イベのゲージ削りで疲れた提督の心も癒してくれそうですね。