皆さんこんにちは。
これまで日本の工業を支えてきた大企業で、
次々と信用を揺るがしかねない不正が発覚しています。
東芝にはじまり、
日産の検査員の問題が発覚し、
さらに神戸製鋼のデータ改ざん問題です。
品質がいいことで、
日本の工業は世界中から信頼を集めてきました。
しかし、
「品質がいい」と思われていた日本の大企業で、
これほどまでに信頼を失い問題が発覚してくると、
果たしてどれだけに企業がまじめにやっているのか、
そのように勘繰る人や企業が出てくることでしょう。
たまたま日産や神戸製鋼が、
運悪く不正が暴かれてしまっただけで、
本当はどこもやっているのかもしれません。
などというと、
本当に真面目に頑張っている方や企業が、
気分を悪くするというのも理解できます。
業界のトップランカーに位置する企業が、
こういう形で不正をしたということは、
業界そのものの信頼を失うことにもつながりかねません。
きっと忸怩たる思いで、
日産や神戸製鋼の謝罪と説明を見守っていることでしょう。
日産と神戸製鋼の謝罪会見で、
ちょっとした違いに気付いてしまいました。
私はどちらの業界にも明るくないため、
今回の不正がどういう意味を持つのか、
本質的に理解しきれていないところがあります。
もしかしたら、
私の解釈そのものが間違っているかもしれませんが、
気付いたことをできるだけありのままにお話しします。
まずは日産の謝罪会見ですが、
こちらは社長が1人で会見に臨み、
ざっくりといえば「謝っていない」会見でした。
検査員は無資格でしたが、
検査したことは事実であり、
それによって直ちに事故につながることはない、
品質に問題はないというスタンスに感じられました。
したがって、
この問題について「謝罪」というワードはつかわず、
あくまでもお騒がせしたことを「陳謝」したに過ぎません。
一方で神戸製鋼は、
発覚した不正については非を認め、
社長兼会長が全面的に謝罪するという会見でした。
印象とすると東芝に近い感じで、
「これはまだまだ不正があるな?」というニオイがします。
実際に社長兼会長の会見以後、
新たなデータ改ざんの不正がみつかりました。
重箱の隅を楊枝でほじくるように、
今後も神戸製鋼の「品質」は不信感を持った目を向けられ、
新たな不正が発覚するのも時間の問題かもしれません。
何が言いたいのかというと、
日産は強気に「だからなに?」という会見をしたのです。
日本では何かトラブルが起こった場合、
まずは全面的に謝罪することが当たり前のような文化があります。
これに対して、
大きなトラブルがあったときに、
日本の文化を無視したことで大炎上したのが、
かつてマクドナルドだったと記憶しています。
カサノバ社長は、
初動対応として謝罪をせず、
「だからなに?」という対応をしました。
その結果、
何様だという話が広がり、
一時的にマクドナルドはピンチに陥ります。
その後、
日本人の役員の方が謝罪会見を行い、
ここでようやく事態が沈静化に向かいます。
今回の日産の対応は、
ある意味でマクドナルドに似ているような気がします。
騒がせたことは謝るが、
悪いことはしていないので、
その点については謝らないという対応です。
しかも、
その会見を社長が一人で行いました。
あれだけの大企業ですから、
社長以上にその分野で詳しい担当役員がいて、
彼らを同席させながら質問に答えるのが一般的です。
しかし日産は、
まるで「何事もなかったかのように」、
社長一人で「騒動への陳謝」を行ったのです。
ここに日産が目論んだ理由が、
ちょっとだけ透けて見える気がします。
つまり、
役員を数多く引き連れた会見にすると、
その見た目的にも「大事」に感じられ、
さらに大きなトラブルがあるのではと、
勘繰る人も出てくることでしょう。
ここであえて社長一人で会見することで、
今起こっている問題は「大事」ではなく、
ちょっとした認識違いによるミスだから、
気にせず安全に車に乗ってくださいという、
言葉に出さないメッセージを発した形です。
私は業界人ではないので、
本当はどれだけ大きな失態なのかはわかりませんが、
少なくとも日産は「今回の失態の大きさ」を、
イメージ戦略によって小さくしようとしました。
それがうまくいくか、
それとも叩かれるのかはわかりませんが、
大企業による謝罪としては珍しい取り組みだと注目しています。
かつて今回の日産と同じように、
「だからなに?」的な謝罪をしたマクドナルドは、
その後に大炎上して企業価値が落ちました。
日産はマクドナルドのように、
企業価値を落としてしまうことになるのでしょうか。
実際に今回の日産の謝罪方法について、
「それでいいのか?」という声が上がっています。
ただ、
かつてのマクドナルドのように、
その声が大勢を占めているようには感じません。
これから広がっていくかもしれませんし、
このまま静まっていくかもしれません。
現在のところは、
マクドナルドの謝罪では感じなかったイメージ戦略が、
ある程度機能しているともいえます。
そういう点から見ても、
日産の今回の対応の成り行きには注目しています。
スマホゲームやブラウザゲームでは、
不具合やトラブルがあったときには、
いわゆる「詫び石」で解決するケースが目立ちます。
基本的にこれらのゲームには、
石をつかって「ガチャ」というシステムがあるからでしょう。
私がプレイしているスマホゲームでは、
チェンクロもハチナイも「詫び石」を配ります。
それが致命的なミスであればあるほど、
配られる「詫び石」の数も多くなります。
私のように無課金プレイヤーにとっては、
この詫び石がとても助かります。
一方で艦これでは、
「詫び掛け軸」になるんですよね。
そもそも石という概念がないというのもありますが、
意思ではなくてもネジやバケツあたりであれば、
石のような意味合いで配ってもいい気がします。
しかし、
艦これの提督さんたちは、
大本営で大きなトラブルが起こると、
一斉に「掛け軸をよこせ!」となるのです。
よくよく考えると、
これって不思議ですよね!
これまで日本の工業を支えてきた大企業で、
次々と信用を揺るがしかねない不正が発覚しています。
東芝にはじまり、
日産の検査員の問題が発覚し、
さらに神戸製鋼のデータ改ざん問題です。
品質がいいことで、
日本の工業は世界中から信頼を集めてきました。
しかし、
「品質がいい」と思われていた日本の大企業で、
これほどまでに信頼を失い問題が発覚してくると、
果たしてどれだけに企業がまじめにやっているのか、
そのように勘繰る人や企業が出てくることでしょう。
たまたま日産や神戸製鋼が、
運悪く不正が暴かれてしまっただけで、
本当はどこもやっているのかもしれません。
などというと、
本当に真面目に頑張っている方や企業が、
気分を悪くするというのも理解できます。
業界のトップランカーに位置する企業が、
こういう形で不正をしたということは、
業界そのものの信頼を失うことにもつながりかねません。
きっと忸怩たる思いで、
日産や神戸製鋼の謝罪と説明を見守っていることでしょう。
日産と神戸製鋼の謝罪会見で、
ちょっとした違いに気付いてしまいました。
私はどちらの業界にも明るくないため、
今回の不正がどういう意味を持つのか、
本質的に理解しきれていないところがあります。
もしかしたら、
私の解釈そのものが間違っているかもしれませんが、
気付いたことをできるだけありのままにお話しします。
まずは日産の謝罪会見ですが、
こちらは社長が1人で会見に臨み、
ざっくりといえば「謝っていない」会見でした。
検査員は無資格でしたが、
検査したことは事実であり、
それによって直ちに事故につながることはない、
品質に問題はないというスタンスに感じられました。
したがって、
この問題について「謝罪」というワードはつかわず、
あくまでもお騒がせしたことを「陳謝」したに過ぎません。
一方で神戸製鋼は、
発覚した不正については非を認め、
社長兼会長が全面的に謝罪するという会見でした。
印象とすると東芝に近い感じで、
「これはまだまだ不正があるな?」というニオイがします。
実際に社長兼会長の会見以後、
新たなデータ改ざんの不正がみつかりました。
重箱の隅を楊枝でほじくるように、
今後も神戸製鋼の「品質」は不信感を持った目を向けられ、
新たな不正が発覚するのも時間の問題かもしれません。
何が言いたいのかというと、
日産は強気に「だからなに?」という会見をしたのです。
日本では何かトラブルが起こった場合、
まずは全面的に謝罪することが当たり前のような文化があります。
これに対して、
大きなトラブルがあったときに、
日本の文化を無視したことで大炎上したのが、
かつてマクドナルドだったと記憶しています。
カサノバ社長は、
初動対応として謝罪をせず、
「だからなに?」という対応をしました。
その結果、
何様だという話が広がり、
一時的にマクドナルドはピンチに陥ります。
その後、
日本人の役員の方が謝罪会見を行い、
ここでようやく事態が沈静化に向かいます。
今回の日産の対応は、
ある意味でマクドナルドに似ているような気がします。
騒がせたことは謝るが、
悪いことはしていないので、
その点については謝らないという対応です。
しかも、
その会見を社長が一人で行いました。
あれだけの大企業ですから、
社長以上にその分野で詳しい担当役員がいて、
彼らを同席させながら質問に答えるのが一般的です。
しかし日産は、
まるで「何事もなかったかのように」、
社長一人で「騒動への陳謝」を行ったのです。
ここに日産が目論んだ理由が、
ちょっとだけ透けて見える気がします。
つまり、
役員を数多く引き連れた会見にすると、
その見た目的にも「大事」に感じられ、
さらに大きなトラブルがあるのではと、
勘繰る人も出てくることでしょう。
ここであえて社長一人で会見することで、
今起こっている問題は「大事」ではなく、
ちょっとした認識違いによるミスだから、
気にせず安全に車に乗ってくださいという、
言葉に出さないメッセージを発した形です。
私は業界人ではないので、
本当はどれだけ大きな失態なのかはわかりませんが、
少なくとも日産は「今回の失態の大きさ」を、
イメージ戦略によって小さくしようとしました。
それがうまくいくか、
それとも叩かれるのかはわかりませんが、
大企業による謝罪としては珍しい取り組みだと注目しています。
かつて今回の日産と同じように、
「だからなに?」的な謝罪をしたマクドナルドは、
その後に大炎上して企業価値が落ちました。
日産はマクドナルドのように、
企業価値を落としてしまうことになるのでしょうか。
実際に今回の日産の謝罪方法について、
「それでいいのか?」という声が上がっています。
ただ、
かつてのマクドナルドのように、
その声が大勢を占めているようには感じません。
これから広がっていくかもしれませんし、
このまま静まっていくかもしれません。
現在のところは、
マクドナルドの謝罪では感じなかったイメージ戦略が、
ある程度機能しているともいえます。
そういう点から見ても、
日産の今回の対応の成り行きには注目しています。
スマホゲームやブラウザゲームでは、
不具合やトラブルがあったときには、
いわゆる「詫び石」で解決するケースが目立ちます。
基本的にこれらのゲームには、
石をつかって「ガチャ」というシステムがあるからでしょう。
私がプレイしているスマホゲームでは、
チェンクロもハチナイも「詫び石」を配ります。
それが致命的なミスであればあるほど、
配られる「詫び石」の数も多くなります。
私のように無課金プレイヤーにとっては、
この詫び石がとても助かります。
一方で艦これでは、
「詫び掛け軸」になるんですよね。
そもそも石という概念がないというのもありますが、
意思ではなくてもネジやバケツあたりであれば、
石のような意味合いで配ってもいい気がします。
しかし、
艦これの提督さんたちは、
大本営で大きなトラブルが起こると、
一斉に「掛け軸をよこせ!」となるのです。
よくよく考えると、
これって不思議ですよね!